お薬名や症状を入力して「検索」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


便秘で悩んでいる方はたくさんいらっしゃいますが、その原因は様々挙げられます。
こちらでは便秘の原因を知った上で、便秘を解消するためにどうしたら良いのかという、具体的な方法を解説したいと思います。
便秘とは
排便のサイクルには個人差があります。
たとえば2~3日に1回の排便であったとしても、定期的にスッキリとした排便があって、腹痛やお腹の張りなどの辛い症状を感じていないのであれば、それは便秘とは言いません。
逆に毎日排便がある場合でも、不快な症状があるなら、それは便秘と言えるという事です。
一般的に排便の回数や量が減り、お腹の張りや痛み、残便感などがあるものが便秘とされます。
それにともなって食欲不振や頭痛、お肌の荒れや全身倦怠感などの症状が出るケースもあります。
便秘の大きな原因は食生活
便秘の原因として最も多いと考えられるのは食生活の乱れです。
不規則な生活や、栄養バランスの偏った食事は、便秘の原因になります。
また朝食を抜くなどのダイエットは、食事の量が減り便秘を引き起こす可能性があります。
規則正しい時間にバランスのとれた食事をしっかりとる事で、消化のサイクルが整い、正しい排便が行われるようになります。
運動不足も便秘の原因
運動不足も便秘の大きな原因です。
運動不足による筋力の低下や血行不良は、腸の働きも低下させます。
激しい運動を行う必要はありませんが、ウォーキングや軽いジョギング、またはストレッチやヨガなどを毎日の習慣にすると便秘の解消につながります。
忙しくて運動する時間がないというような方は、駅ではなるべく階段を使うとか、一駅分は歩くようにするなど工夫して、身体を動かすことを心掛けると良いと思います。
ストレスによって便秘になる事もある
便秘を引き起こす原因のひとつにストレスもあります。
胃腸の働きを司る自律神経が、ストレスを受けることによってバランスを崩し、便秘が引き起こされます。
ストレスが原因で起こる便秘は、コロコロした小さな便になるのが特徴の痙攣性便秘が多くなります。また便秘と下痢を繰り返すのも特徴です。
便秘に効果的な食材
便秘を改善させるために効果的な食材があります。
果物ではバナナやリンゴ、根菜類、大豆や納豆、海藻類、きのこ類などです。
それに加えて、腸で善玉菌を増やす乳酸菌を含んだ食品も効果的です。
味噌やヨーグルト、漬物なども積極的に摂取すると良いでしょう。
善玉菌のえさになるオリゴ糖を多く含むにんにくや玉ねぎ、アスパラガスといった食材も、腸の中の環境を整えて便秘を予防しますので、お勧めです。
便秘を改善させる生活習慣
便秘を改善する生活習慣とは、まずしっかり朝食をとる事、そして水分補給、食物繊維の摂取、毎日軽い運動を取り入れる事などが挙げられます。
朝食をしっかり食べると、腸が刺激を受け排便を促すので、自然に便意を感じる事ができます。
また水分が不足すると便秘の原因になるので、必ず水分は意識して摂りましょう。
特に朝起きてすぐにコップ1杯の水分を摂ると、腸が刺激を受け動き出しますので効果的です。
ストレスをためないようにする事も大切です。
できるだけ自分の好きな事をして、リラックスできる時間を持ちましょう。
便秘を招く様々な原因とは
1週間のうちで排便が1~2回しかないようなケースや、毎日トイレに行ったとしても残便感が残るようなケースは、便秘である可能性があります。
なぜ便秘は引き起こされてしまうのでしょうか。
その原因について解説いたします。
なぜ便秘になるのか
便秘には、腸内を進む便と、腸の中の水分量とが大きく関係していると考えられます。
人は食事や水分補給で、一日およそ2リットルほどの水分を体内に摂り込みます。
それらは胃や腸で消化液と混ざり、それが大腸へたどり着きます。
大腸を通る時に腸の壁から水分が体内に吸収されます。
それによって腸内の水分は適度な量となり、食べ物のカスなどと混じって便となり排出されます。
しかし口から摂取する水分量が少なかったり、腸壁から吸収される水分の量が多かったりした場合に、便に含まれる水分が少なくなる事で硬い便となり、排出されにくく便秘になってしまいます。
便が出なくなる以外にも、残便感があったり、排便し辛いようなケースも便秘と言えます。
便秘になりやすい人
便秘になりやすい人の特徴としては、つぎのような点があります。
運動不足の人
適度に運動する事によって、腹筋など排便に必要な筋肉を刺激して、腸の働きが活性化されますが、運動不足だとその刺激が少ないため、便秘になりやすいのです。
水分が不足している人
便の成分には水分が多いため、水分の摂取量が少ないと便が硬くなって、それが便秘の原因になります。
また汗を沢山かく人も体内の水分が不足しがちですので、便秘になりやすいため注意が必要です。
食物繊維が不足している人
便を出すのに必要なのは、水分と食物繊維です。
食べものに含まれる食物繊維の摂取が少ない人は、便の量も減り便秘になりやすくなります。
ストレスを受けやすい人
ストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れて腸の働きが鈍くなってしまいます。
それによって便秘になりやすくなるのです。
女性は便秘になりやすい
便秘で悩んでいる人はたくさんいますが、どちらかと言えば女性の方が便秘の方は多い傾向です。
なぜなら便秘の原因には、女性特有のものがあるからです。
ダイエットが原因の便秘
女性はスタイルを気にしてダイエットをする方が多いですが、それによって便秘になる事があります。
食事制限をしたり食事回数を減らすと、便の量が減る、または便意が起きにくくなったりして、便秘の原因になってしまいます。
女性ホルモンが原因の便秘
女性ホルモンのプロゲステロンは、排卵の後から生理の前に増えるホルモンで、妊娠の初期にも増加するものです。
このホルモンには、身体に水分をため込む作用があり、そのせいで腸で水分を吸収する量が増えて、便の水分が不足して便秘になりやすくなります。
また流産を防ぐ目的で、腸の働きを弱める作用もあり、それも便秘の原因になります。
直腸膣壁弛緩症が原因の便秘
この病気は加齢などの影響で、直腸と膣の間の壁である筋力が弱まり、排便するためにいきんだ際に直腸が膣側にふくらみ、うまく排便できなくなってしまうもので、便秘の一つの原因です。
便秘の原因
女性が便秘になりやすい原因についてご説明しましたが、ここからは全般的な便秘の原因についてご紹介したいと思います。
食生活の乱れ
便秘の原因と考えられるものとして、最も多いのが食生活の乱れになります。
栄養バランスが悪い食事や、不規則な食事時間などが続くと、腸の働きが弱まったり、便意が起こりにくくなって便秘になりやすくなります。
また食物繊維や水分の摂取量が減ると、便のカサが増えず、便が硬くなり便秘となる原因になります。
便意を逃してしまう
人の身体にはリズムがあります。
便意が起きやすいのは、朝の食事の後がピークであると考えられていますが、この時間に余裕がなかったり、便意を感じたとしても我慢したりすると、便意は消失してしまう事が多いです。
そのような事を繰り返していると、やがて便意を感じにくくなり、便秘になりやすくなってしまいます。
運動不足やストレス
運動不足が続くと筋力が衰え便秘の原因になります。
またストレスを受け続けていても、自律神経のバランスが崩れて腸の働きが弱まり便秘になりがちです。
その他、加齢や薬の副作用、または他になんらかの病気がある事が原因となって便秘になる事もあります。
気になる事があれば、一度医療機関を受診するようにしましょう。
便秘を解消するには生活を根本的に改善する
便秘の原因の多くは、生活習慣や食生活から生じています。
ですから便秘を解消したいと考えるのであれば、それらを根本的に改善することが近道だと言えます。
食生活で言えば、水分や食物繊維を多く含む果物や野菜、またヨーグルトや漬物など腸の善玉菌を増やすような発酵食品を、多めに摂取するようにしましょう。
また生活習慣では、ウォーキングや散歩など軽めの運動でも毎日続ける、または十分な睡眠時間をとったり、ストレスを発散するように心掛けるなどによって、便秘を予防できます。
便秘は一時的に下剤などで解消する事も必要な場合もありますが、基本的には生活を見直して、根本的に改善していきましょう。
便秘が解消されることで、体調やお肌にもよい影響が出て来ますので、早めの解消を目指しましょう。